皮脂も炎症も整える。CBDの力で肌トラブルにアプローチ[大人ニキビ]
- Otsu Yuma
- 1 日前
- 読了時間: 4分

ニキビは多くの日本人にとって、思春期だけでなく大人になってからも繰り返し悩まされる肌トラブルのひとつです。特に近年では、生活習慣の乱れやストレス、マスクの長時間着用など、肌に負担をかける要因が増え、大人ニキビやマスクによる肌荒れを訴える人が増えています。
市販のスキンケア商品や皮膚科で処方される薬を使っても「一時的にはよくなるけど、またすぐに再発してしまう」「肌が乾燥したり赤くなったりして逆につらい」という声もよく耳にします。
そんな中、海外から注目され、日本でもじわじわと広がりつつある自然成分CBD(カンナビジオール)が、ニキビケアにおいて新しい選択肢として注目されています。
※本記事はGretchen Lidicker著『CBD OIL : Everyday Secrets 』の内容を参考に執筆しています。
ニキビの原因とCBDの関係
ニキビにはいくつかの要因がありますが、代表的なものは以下の3つです。
1. 皮脂の過剰分泌
2. 毛穴の詰まり
3. 炎症反応
CBDは、私たちの体に本来備わっている「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」に働きかけることで、皮脂の分泌を調整し、炎症を抑えるといった作用があることがわかってきています。
※「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」については過去の記事にまとめてるので気になる方は是非ご覧下さい。
CBDには「セボスタティック効果」と呼ばれる、皮脂腺の過剰な働きを抑える性質があります。つまり、肌が脂っぽくなりすぎてニキビができやすい状態を整えることができるというわけです。
さらに、ニキビの原因となる赤みや炎症もCBDの抗炎症作用によって落ち着かせる効果が期待されており、化粧品や医薬部外品とは異なる、自然由来のアプローチとして注目されています。
ターンオーバーを整えて、健康的な肌へ
もうひとつ重要なのが、肌の「ターンオーバー(新陳代謝)」。これは古い角質や肌細胞が自然に剥がれ落ち、新しい細胞へと入れ替わっていくサイクルのことです。
ターンオーバーが乱れると、毛穴に古い角質が詰まり、そこに皮脂やアクネ菌がたまってニキビが悪化します。
CBDはこのターンオーバーを健やかに保つためのサポートもしてくれるとされており、肌のバランスを「内側から整える」ケアとしても注目されています。
CBDスキンケア製品の選び方
日本でもCBDを使ったスキンケア製品が徐々に増えていますが、選ぶ際にはいくつかの注意点があります。
まず成分表に「香料(fragrance)」とだけ書かれているものは要注意です。何の香料かが明記されていない場合、アレルギーや肌トラブルの原因になる可能性があります。
また、『CBD OIL』でも触れられていたように、「パラベン」「合成着色料」「フェノキシエタノール」など、肌への刺激が懸念される成分もできるだけ避けたほうがよいでしょう。とくに敏感肌の方や、スキンケアで赤みが出やすい人は、成分のやさしさにも注目して選ぶことが大切です。
近年では、オーガニックやナチュラル志向のスキンケアブランドがCBDを取り入れた製品を展開する例も増えてきています。信頼できるブランドや、安全性が確認された製品を選ぶことで、肌へのリスクを最小限にしつつ、CBDの恩恵を受けることができるでしょう。
自分の肌と向き合う、ということ
CBDは魔法のようにすぐニキビを消してくれるわけではありません。ただ、体の内側にあるバランスを整え、本来の健康な状態に戻していくという「自然療法的」な考え方は、これからの時代にフィットしたアプローチだと感じています。
たくさんの化粧品を試してもいまいちだった人、肌に優しいケアを探している人、自分に合った新しい選択肢を探している人――そんなあなたにこそ、CBDという選択肢を知ってほしいと思います。
注意事項:本ブログに掲載されているカンナビノイドに関する情報(健康への潜在的な効果を含む)は、あくまで一般的な情報提供を目的としたものであり、医療的な助言を意図したものではありません。
日本国内においては、カンナビノイドの医療的利用に関する科学的根拠は限られており、その効果に関する主張は日本の公的機関により承認されておりません。医療目的でカンナビノイド製品をご使用になる前には、必ず医師などの有資格な医療専門家にご相談ください。
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