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はじめてのCBD。量はどれくらい?安心して始めるための基本ガイド




CBDの歴史や科学的な背景、そして癒しの可能性を知り、自分に合いそうなCBDオイルをようやく見つけたあなた。次に気になるのは、「一体どれくらい摂ればいいの?」ということではないでしょうか?


実は、CBD製品には用量の目安が書かれていることが多いですが、片頭痛や不眠、ストレスなど悩み別に細かく用量が明記されていることは少なく、多くの人が実際に使ってみながら「自分に合う量」を探しているのが現状です



「少ない量で効果が出る」こともあるCBDの特徴


CBDには、「二相性(biphasic nature)」というちょっと不思議な性質があります。これは、少量ではある効果を持ち、多量になると逆の作用が現れることがあるという意味です。


たとえば、アルコールも同様の性質を持っています。飲み始めは気分が高揚し活発になりますが、量が増えると眠気やだるさが出て、むしろ抑制的に作用します。

CBDも同様で、少量ではリラックスや集中力を高める方向に働くことがあり、ある程度以上の量になると、眠気を誘うなど違う方向の作用が現れることがあります。


つまり、たくさん摂ればより良くなるというわけではないのです。むしろ、量を増やしすぎることで効果が感じにくくなることもあります。



少量から始めて、自分の適量を探す


このため、専門家たちは「ティトレーション(titration)」という方法をおすすめしています。これは、少量からスタートして、体の様子を見ながら徐々に量を調整していくアプローチです。


以下のステップが基本です:

  1. 5mgを1日2回(朝と夜)、数日間試す

  2. 効果が感じられなければ、10mg×2回に増やしてみる

  3. 必要に応じて、少しずつ増やしながら最大で45mg×2回(合計90mg)まで調整

  4. それ以上の摂取を検討する場合は、専門家に相談するのが安心


CBDは、体重や性別よりも「カンナビノイド受容体の分布」や「ECS(エンドカンナビノイドシステム)の状態」に強く影響されるため、同じ悩みでも6mgで効果が出る人もいれば、50mgが必要な人もいるのです。


女性はホルモンバランスの変化やストレスに敏感な方が多いため、その日その日でCBDの感じ方が違うこともあります。

大切なのは、自分のペースを守ることと、体の声に耳を傾けることです。自分に合った量とタイミングを見つけるために、体調の変化をメモしたり、CBD日記をつけるのもおすすめです。



吸収のされ方にも個人差がある


もうひとつ知っておいてほしいのが、摂取方法やタイミングによってCBDの吸収率が変わるということ。


たとえば、空腹時に舌下でオイルを摂取すると吸収が早く、効果も早く感じやすいと言われています。一方で、食後やCBDグミのような食品タイプだと、消化を経てゆっくりと体に届くため、効果の出方も緩やかになることがあります。


そのため、「今日はよく眠れたな」「今日はちょっと効きにくかったかも」といった日々の体調の変化やCBDの感じ方を、カレンダーやノートに簡単に記録しておくのもおすすめです。



CBDって本当に安全?副作用はあるの?


CBDは「安全性が高い」と言われていますが、それは医学的にもしっかり裏付けがあります。


『CBD OIL : Everyday Secrets 』の著者、Gretchen Lidickerはこう言います。

”この本を書くにあたって、私は多くのCBDの専門家に話を聞きました。全員が共通して言っていたのは、「1日100mg以下の“通常量”の摂取であれば、過剰摂取や薬との深刻な相互作用など、大きな安全上のリスクはない」ということでした。研究でも、ごくまれに頭痛やだるさを感じることはあるものの、命に関わるようなリスクは確認されていません。”


とはいえ、気をつけたい点もひとつあります。CBDはある程度の量になると、「シトクロムP450」という酵素の働きを一時的に抑えることがあるんです。


この酵素は、私たちが服用している薬を体内で代謝(分解)する重要な役割を担っていて、グレープフルーツが一部の薬と相性が悪いと言われるのもこの酵素を邪魔するためです。


CBDにも同じような性質があるため、高用量(100mg以上)を継続して摂取する予定があり、なおかつ薬を服用中の方は、必ず医師に相談してください。



安心してCBDと向き合うために


CBDには、自分に寄り添ってくれるような穏やかな力があります。だからこそ、焦らずゆっくり、自分に合った量と使い方を見つけていくことが大切です。


初めてCBDを使うときは、つい「もっと効かせたい」と思ってしまうかもしれません。でも、CBDは“少ないほうがちょうどいい”こともよくあるんです。


自分自身のペースで、体調と気分を大切にしながら、「ちょうどいいCBDライフ」を見つけていきましょう。



注意事項:本ブログに掲載されているカンナビノイドに関する情報(健康への潜在的な効果を含む)は、あくまで一般的な情報提供を目的としたものであり、医療的な助言を意図したものではありません。日本国内においては、カンナビノイドの医療的利用に関する科学的根拠は限られており、その効果に関する主張は日本の公的機関により承認されておりません。医療目的でカンナビノイド製品をご使用になる前には、必ず医師などの有資格な医療専門家にご相談ください。

 
 
 

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